雷の大般若の出発式

内山宣夫

日 時:2003年2月23日
天 気:薄曇り 一時日のさす
メンバー:内山宣夫 らくらくHC3人

8:00営団葛西駅集合〜8:15雷の真蔵院着
     出発式、最初の休憩所での様子を見学して、タウンウオーク
     開始・葛西駅9:45
          葛西親水四季の道〜新長島川親水公園10:15〜
     10:55葛西臨海公園〜野鳥池散策〜昼飯〜西葛西駅まで歩き解散13:15)

 葛西地区清新町に移り住んで15年めにして、ようやく東葛西真蔵院に伝わる大般若という行事を見学した。
 雷というのは、今は東葛西と地名表示されるところの元々の字名であり、大般若とは大般若経のことである。無病息災を願い、厄払いのために、女装した男衆が大般若経の入った六つの経箱を担ぎ、笹竹の棒で経箱をバンバン叩きながら、「あめでとうございます」を連呼して、町内の家々を駆け抜ける行事である。
 始まりは江戸時代の末期。かっては浦安にも同じような行事があったというが、今は東葛西・雷地区だけの由。

 8時にらくらくHCの3人と待ち合わせをして、環七直進、放射16号線を左折して、15分ほどで真蔵院に着いた。本堂の前には既に黒塗りの経箱が六つ置かれていた。経箱の腹は漆がはげて、地の白木がでている。バンバンと竹棒で叩かれたことによるものであろう。出立式用の薦被りも用意されている。参道脇のテントで振る舞われるお汁粉をいただき、冷えた体をあたためた。

 9時近くになって、喚声とともに経の担ぎ手の男衆登場。皆白粉と紅をつけ、女もののの和服を着ている。紅でバカボンのパパの顔に作っているものもいて、なかなか壮観(^^;)

 住職と本尊に拝礼。記念撮影。薦かぶりを槌で割り、御神酒で気勢を上げる。テレビ朝日のカメラマンや一般の参列者が盛んにフラッシュをたき、カメラにおさめる。
 
 午前9時、喚声を上げながら、一陣の風の様に町内に駆け出した。私たちも、あとを追う。最初の休憩所は広い庭のある旧家で、そこでは振舞酒を用意してまっていた。私たち見学者もすこしお相伴にあづかった。次の家からまた、町内を引き返したので、私たちは大般若と別れて、葛西臨海公園へ向
かうことにした。

 葛西親水四季の道は、旧の長島川の埋め立てたあとに、作った歩道。江戸川から導水した幅70センチの小川とそのそばの歩道でセット。少し、幅が広いところでは、ボケの植え込みや稲田がしつらえられている。

 葛西臨海公園では、野鳥園を一巡りした。上の淡水池にはたくさんの鴨がいた。下の汽水池は干潮のせいか、ほとんど鳥はいなかった。 環境はいいのだが、高速道路の音がうるさく、野鳥たちも大変だなと思ったものでした。

 寒い1日だったが、楽しめた散策だった。



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